売上200%UPを実現させた競合ショップ分析手法

女性用のセルフネイルをメイン販売している会社(以下「A社」※社名非公開が条件のインタビューとなります。) 競争が激しいネイル業種で競合分析に課題があったA社が、どのようにNintを活用して競合分析から売上UPを実現させたのかインタビューさせて頂きました。

 

競合分析の正確性が課題だった

 写真はイメージです

Nint導入前の競合分析方法を教えて頂けますか?

楽天のデイリーランキング、ウィークリーランキングを中心に分析していました。ランキングに載っているショップや商品を見ながら、順位変動があればその理由を推測していました。

ランキング上位のショップや商品を参考に、自社商品の方向性や価格帯、施策を考えていましたね。

 

楽天ランキングを分析する際の数値指標は?

自社の売上を元に推測していました。楽天ランキングのアルゴリズムは分からないので自社売上やモール担当者からの情報を頼りにしていました。

 

課題はありましたか?

ランキングベースの分析は推測なので、競合は実際どれくらい売れているのか?この商品は本当に仕入れていいのか?価格は適正か?など常に疑問が生じていました。具体的な売上指標は無く、商品選定や施策の意思決定が難しい状況の中で、従業員からNintを紹介されました。

 

Nintを紹介された時はどのような感想を持ちましたか?

「市場や競合の売上を分析出来るなんて嘘でしょ!」と思いました。その後に問い合わせてみたら、数値が正確で有用な事が分かったので導入しました。

 

競合の変化にいち早く気づく為の分析手法

 写真はイメージです

 

Nint導入後よく使う機能は?

【ショップ分析】【商品分析】を主に利用しています。毎日のルーティーンとしては朝に競合と自社の比較をします。そこで競合の売上を見て変化があればさらに深堀して分析します。

 

競合と自社の変化はどのように分析されていますか?

ショップの「詳細」から「商品一覧」の直近売上指数(千円)で直近7日・14日・30日の商品別売上を見ます。例えばある商品の直近7日間の売上が、そのショップの一番売れている商品の売上を上回る事例もあるので、その商品の売上や価格、施策を見てなぜ売れているのか分析します。

 

※ショップ分析の商品一覧で直近の商品売上を確認出来ます。

 

小さな変化を見られているんですね!競合と自社を【比較機能】でさらに分析されたりしますか?

そうですね!競合と自社の売上の差を見るときや、「商品一覧」で売れている商品を見つけた際に、そのジャンルの競合と自社の売上を比較して強み弱みを分析しています。

 

「ジャンル比較」

 

「商品比較」

※「ショップ分析」の比較機能で自社と競合のジャンルや商品の売上を比較する事が出来ます。

 

【商品分析】はどのようにご利用されていますか?

フォルダ機能をよく使います。同じカテゴリでも様々な商品があるので、気になる商品群はフォルダを分けをして商品登録することで競合と自社の商品を整理して分析出来ます。

フォルダに商品を登録すればどのジャンルの商品も売上が見れるので、他ジャンルの気になる商品やランキング急上昇商品、ずっと売上が高い商品などフォルダ分けしています。気になる商品はフォルダに商品登録して分析するクセを付けています。

 

※「商品分析」でフォルダ毎に商品をまとめる事が出来ます。

 

※フォルダに登録した商品毎の売上を確認出来ます。

 

【ショップ分析】【商品分析】を使うことで以前と比べてどのような変化がありましたか?

一番は競合の日々の変化を数値で分析出来る所です。競合が売れている日や売れている商品があればいくら売れているのか、根拠のある数値を元に分析出来る所は大きな変化です。

 

競合の変化が分かる事でどのような効果がありましたか?

例えば新商品の在庫を決めるときに競合の売れている商品を参考に在庫数を試算することで、適切な在庫数を仕入れることが可能になりました。その結果、初動の売上が上がったり在庫切れによる機会ロスは減りました。

 

 

競合情勢を正確に分析することで売上に変化が!

 写真はイメージです

 

Nintを導入後の売上はいかがでしょうか?

導入前に比べて売上が前年比200%伸びました。 楽天市場で競合の日々の変化や人気商品の売上を分析した結果、そのデータを参考に楽天市場の売上UPはもちろん、他モール出店にも繋がりました。

Nintのデータを活用して、精度の高い市場分析が出来るので、そのデータをベースにモール出店が加速しました。以前よりも自信を持って事業に取り組めています。

 

分析時間も削減出来ましたか?

以前よりも一日1時間ほど分析時間が削減出来ています。以前は楽天ランキングを見て売上を推測する時間が長かったですが、今は売上がすぐに見れるのでかなり楽になりました。現在は削減出来た時間を新商品やヒット商品を生み出す作業、配送などのサービス面の向上に使えています。

 

Nint導入で様々な変化がありましたが、今後の事業展望を教えてください!

新ジャンルへ挑戦していきたいです。Nintデータを分析すると他業種でも競合売上や売れ筋商品が分かるので、自社が挑戦出来るジャンルを探し売上をさらに伸ばしたいです。

本日はお時間頂きありがとうございました。

img_hiratsuka-1

株式会社Nint カスタマーサクセス  平塚 雄大

大学卒業後、アパレル企業に就職。 複数実店舗でマネジメントを経験し、 その後EC事業部でゾゾタウン、楽天、自社サイトなど7モールの店舗運営責任者としてECショップの運営を携わる。 株式会社Nintに参画後は、300社超のECショップへのデータコンサルティングに従事し、戦略立案から施策実行までハンズオンで支援中。